意図的に農薬混入、群馬県警が捜査開始 通常工程で汚染可能性低い:イザ!

2013.12.31 08:50

意図的に農薬混入、群馬県警が捜査開始 通常工程で汚染可能性低い

 アクリフーズの冷凍食品の農薬混入をめぐり、群馬県警が捜査に着手した。仮に意図的な混入であれば、不特定多数を狙った卑劣な犯行といえる。

 食品大手マルハニチロホールディングスの子会社「アクリフーズ」の冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、群馬県警は30日、何者かが意図的に混入した可能性もあるとして、業務妨害などの疑いで捜査を始めた。県は立ち入り調査の結果、通常の製造工程での汚染の可能性は低いとの認識を示した。

 アクリフーズによると、食品を製造した群馬工場(群馬県大泉町)ではマラチオンを使用していなかった。検出濃度が高く、原料に残留していたとは考えにくいことから、意図的に混入された可能性があるとみて、県警に相談していた。県警はすでに、工場関係者らから商品の製造過程や流通経路について説明を受けた。

 県は30日、工場の立ち入り調査を実施。その結果、通常の製造工程上で汚染された可能性は低いとする調査結果を公表した。その理由として、工場内で使用している薬剤リストにマラチオンが確認されなかったことや、今回検出されたマラチオンが高濃度で原材料に由来するものではないことなどを挙げた。

 意図的な混入については「可能性はある」と述べるにとどめた。

 マラチオンが検出されたのは4商品5件だったが、アクリフーズの30日の県への報告で少なくとも東京都、神奈川県、静岡県など6都府県で7商品9件に上ることが判明した。

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