櫻井よしこ氏 報道姿勢に厳しい指摘…NHK、逆転敗訴で反省するか:イザ!

2013.12.2 10:21

櫻井よしこ氏 報道姿勢に厳しい指摘…NHK、逆転敗訴で反省するか

 NHKスペシャルをめぐる訴訟で、東京高裁はNHKの報道姿勢に厳しい指摘を下した。櫻井よしこ氏は、NHKの偏った報道姿勢が背景にあると語る。

【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】

 果たして「NHK」はこの判決を自らの報道姿勢を正す反省材料とするだろうか。

 平成21年4月5日放送の「NHKスペシャル・シリーズ JAPANデビュー」第1回、「アジアの“一等国”」でNHKは、1910年、ロンドンでの日英博覧会で日本が台湾のパイワン族24人を「人間動物園」として展示したと報じた。

 24人のうちの1人の方の娘さん、高許月妹(こうきょげつまい)さんらが、NHKの報道は取材に応じた人々の真意を歪曲(わいきょく)した、名誉と心を傷つけられたとして東京地裁に訴えていた。11月28日、東京高裁は東京地裁の原判決を取り消し、NHK敗訴の判決を下し、高許さんに100万円の支払いを命じた。加えて高裁は判決理由の随所でNHKに対する驚くほど厳しい指摘に踏み込んだのである。

 たとえば、NHKは、「取材を受けた高許さんの話の趣旨を十分に理解しようとする姿勢に欠けていた」「その好意を土足で踏みにじるような結果を招いた」「違法とまではいえないものの、(報道の)基本を怠った」「本件番組は、日本の台湾統治が台湾の人々に深い傷を残したと放送しているが、本件番組こそ、その配慮のない取材や編集等によって、台湾の人たち(中略)の心に、深い傷を残した」という具合だ。

 原告側代理人、高池勝彦弁護士はこのような厳しい表現での言及は異例だと語る。

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