「007 サンダーボール作戦」 訳あってオールバックから七三分けに変更

【さらばショーン・コネリー ダンディズムの神髄】

 シリーズ第4弾はイアン・フレミングの原作小説では8作目だが、すごいドタバタ劇があった。

 『ドクター・ノオ』の回で書いたが、実はこれが映画化第1作になるはずだった。しかしフレミングが途中から自分たちで製作しようと欲を出した。友人2人や映画作家のケヴィン・マクローリーを巻き込み、脚本まで仕上げたが、何とフレミングがあろうことか勝手に小説化して出版してしまったのだ。映画化権を売るという暴挙まで。

 当然、マクローリーらが訴訟を起こした。結局、映画化権を買ったワーナー・ブラザースは手を引き、ユナイテッド・アーティスツとマクローリーの合作で合意に至ったという経緯がある。だが、製作費の問題などから、第1作は『ドクター・ノオ』に落ち着いた。

 4代目ボンドガールのクローディーヌ・オージェはパリ生まれのフランス人。当初はドミネッタ・ペタッキというイタリア人が演じるはずだったが、避暑地ナッソーでマクローリーがクローディーヌの美しさに感激し、映画のオーディションを受けるように勧めた。

 彼女は1976年に沢田研二と『パリの哀愁』で共演。ハリウッドではユル・ブリンナーやクリストファー・プラマーらとも共演したが、評価はイマイチ。その名が売れたのはプレイボーイ誌でセミヌードになったことが大きい。

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