妻が明かす 闘病の西城秀樹さん 「引退」を口にしなかった

 ■ステージに情熱

 27年の還暦を祝うライブの後は、体調が優れない日が増えていった。

 それでも、30年4月14日に栃木県で行われたコンサートから戻った秀樹さんは、久しぶりに家族とのおしゃべりを楽しんだ。「話しかけても答えない日が多くなっていたので驚きました。秀樹さんはステージからこんなにも元気をもらっているんだと感じました」

 しかし4月25日、秀樹さんは夕食後、けいれんを起こし、救急車で搬送された。「脳死の可能性が高い。もって1週間」。医師の言葉は残酷だった。

 「信じられませんでした。戻ってきてほしくて、病室で秀樹さんのヒットメドレーをかけました」。5月16日、秀樹さんは63年の生涯を終え、旅立った。

 今もファンレターが届く。「秀樹さんは、コンサートからお手紙を持って帰るとうれしそうに読んでいました。『最高にかっこよかったって書いてあるよ』って。歌うことが力になっていた。最期まで『引退』は口にしませんでした」

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