沢田研二の1980年代は妖艶で美しすぎ 芸能ショナイ業務話

 17日のさいたまスーパーアリーナ公演をドタキャンし、連日話題になっている沢田研二。観客9000人の予定が7000人と分かり、開演直前に自ら中止を決めた経緯は賛否を呼んでいる。大スターだったジュリーの美学を貫いた、という声が多い中、なんだかなつかしい気分になって「勝手にしやがれ」や「TOKIO」など大ヒット曲を連発していた頃の動画を検索してみた。

 ジュリーが歌番組にひっきりなしに出演していた1980年代、子供だった記者の目には“なぜか化粧をしているきれいなお兄さん”という印象しかなかったが、40代を過ぎて改めて映像を見ると、妖艶で美しすぎて、ずっと画面に見入ってしまった。

 化粧をしているのに、ユニセックスではなく、男の色気にあふれていて、「勝手にしやがれ」で帽子を華麗に投げ飛ばすさまも完璧。パフォーマンスで、氷のように冷たい視線や激しい表情を浮かべたかと思うと、歌唱前のトークでは冗談を言ったり、はにかんだ笑顔を見せたり、“ギャップ”でも楽しませる。なんといっても、歌がうまい。

 ビジュアルからテクニック、演出までまさに“玄人”と呼ぶべきエンターテイナーぶりを見ると、すごい人だったんだな、と脱帽する気分になった。ドタキャンもあのジュリーが決めたことだから、と受け入れるファンの気持ちが分かるような気がした。

 21日に大阪狭山市で行われたドタキャン後、初ライブでも“シンプルな謝罪”だけで終わらず、「さいたまスーパーアリーナーを満杯にする目標ができた。あと10年は歌えるように頑張る」と素直に言ってしまうジュリーがなんだかすてきに見えた。

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