仲代達矢、「大映男優祭」トークショーで映画ファン魅了

 俳優、仲代達矢(85)が21日、東京・角川シネマ新宿で行われた「大映男優祭」(11日まで)のトークイベントに出席した。

 長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎ら時代を彩った大スターの映画91本を一挙上映する特集イベント。雷蔵と共演した「炎上」(市川崑監督、1958年公開)の上映後に登壇した仲代は観客の「待ってました!」という声援に笑顔を浮かべ、「60年前の映画ですが、新しい映画に出てたもんだなぁと思いました」と感慨深げ。「雷蔵さんが内面的に引きずり込んで私はコンプレックスをあからさまに出していく役。その対照が面白かった」とストーリーを振り返った。

 また、雷蔵との共演で印象に残っていることを聞かれると「雷蔵さんってすごい人気がありました。ロケーションに行くと女学生がいっぱい集まって。『雷さま、どこ?』『雷さま、どこ?』って。雷蔵さんはそこをすっぴんで素通りするんですよ。私は『雷さん、ここにいるよ』って紹介役をしていました」と雷蔵の大スターぶりを楽しそうに語った。

 一方、田宮二郎の代表作となった「白い巨塔」(山本薩夫監督、1966年)の話題に及ぶと仲代は原作者の作家、山崎豊子さんから出演オファーがあったことを明かし「主役は田宮さんで、と言われて。ですが、ちょうど演劇をやっていましてお断りした。非常に残念でした」と秘話を明かした。

 ほかにも、勝新太郎や宇津井健らとの濃密な交友関係を次々と明かすなど50分間にわたってゆったりとしたトークを展開、会場の映画ファンを魅了した。

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