NHK紅白 やっぱりどうなんだ、この「審査方法」 欅坂46の“衝撃映像”は残念

 幸いにも3人のメンバーが過呼吸のような症状程度で収まり、病院に行くこともなかった。が、大みそかの家族のだんらんにふさわしいとはいいがたい、ショッキングな映像がテレビから流れてしまった。

 最後に、どちらの組が勝利するかには、さほど重きを置く人も多くないだろうことは承知の上で、17年についても言っておきたいのが「審査方法」だ。

 なるほど16年のような大きな混乱はなかったものの、17年の審査方法が発表された時点から、インターネット上などで「ゲスト審査員はいらないのでは」という声があがっていた。

 「223万7644対143万2371」と80万票を超える大差で白組が勝ったが、それほどの大差がついたのだろうか。

 なにしろ、会場の観客とゲスト審査員が掲げた票の差は200票超だった。これに視聴者投票が加わったとたん、80万票もの差に変わってしまったのだ。

 公共放送のNHKが、視聴者の声を重視する姿勢は理解できる。だがデータ放送を使っての投票は、対戦ごとにできるため、“視聴者審査員”は1人で最大22票を行使できてしまう。

 これに対し、会場審査員とゲスト審査員は全ての対戦が終わった後に1票しか投じられない。

 データ放送による投票は、出演歌手の人気投票の側面もある。会場審査員やゲスト審査員では覆せないような偏った差がつくこともありうる。

 この方式を続けるなら、ゲスト審査員は、審査員ではなく単なるゲストとすべし。あくまで、これからも「紅白歌合戦に“合戦”としての面白さを求める」前提に立つなら、審査方法にはまだまだ再考の余地ありだ。(文化部 兼松康、本間英士)

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