【TVクリップ】女優、美山加恋 初めてのアニメ主演「声優として底力を見せていきたい」

キラキラ☆プリキュアアラモード(テレビ朝日 日曜午前8時30分)

 もうすぐ21歳になる。だが、その笑顔にはまだ、どこか幼さを残す。

 「彼女への親近感ですか? もちろん、あります。もともと似ているところがあったのかもしれません」

 彼女というのは、声を演じている主人公の少女、宇佐美いちかのこと。物語では、少女たちが「プリキュア」と呼ばれる戦士に変身し、平和のために悪の組織との戦いを繰り広げる。今回の作品はスイーツがテーマで、いちかは伝説のパティシエ・プリキュアである「キュアホイップ」となる。

 感受性豊かで、明るく活発。甘い物には目がない。そんないちかは小学生の頃の自身と重なる。

 「私もスイーツ作りが大好きで、だじゃれをよく口にしていました。『周りの人を元気にしたい』という気持ちは今よりも当時の方が強かったかな」

 声優は演じるキャラクターへと近づいていくといわれるが、制作現場では、「いちかが加恋に寄っていくようだ」とよくいわれるそうだ。

 今作はシリーズ14作目。

 「プリキュアは私が小学1年のときに放送が始まって、憧れの存在でした」

 テレビアニメの主演は初めての挑戦で、オーディションに合格したときには「夢がかなってすごくびっくりした。もちろん、プレッシャーもあったけれど」。

 子役でデビューしたため10年以上の女優歴を誇るが、声優としてのキャリアはまだ浅い。

 「かわいい声が苦手な声質なんです。オーディションのときに無理してかわいく声をつくってたんですけど、『もっと自分を出して演じてみて』といわれて、素の自分で演技をしてみました」

 それが“正解”だった。美山はいちかとなり、キュアホイップへと変身した。

 2月の放送開始から、先輩声優の姿を見ながら、手探りで経験を積み上げてきている。

 「スタートした頃と今の声はずいぶん違っているはずです。物語が進むほどに、いちかがどんな女の子なのか知ることができるんです。彼女の内面を表現できたら、私が選ばれたことに意味があるんじゃないかな、と思いますね」

 年の瀬にさしかかりゴールも見えてきた。

 「私がそうだったように、応援してくれている子供たちの心に残るような演技を精いっぱいしていきたい。クリスマスもバレンタインデーもこれから。声優として底力を見せていきたいですね」(玉崎栄次)

 〈みやま・かれん〉平成8年生まれ。東京都出身。草●(=弓へんに剪)剛主演のテレビドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」(フジテレビ系)に子役として出演し注目を集め、映画や舞台でも活躍。12月には、朝井リョウ原作の舞台「何者」に出演しているほか、声優としてもアニメ映画「ももへの手紙」に主演するなど活動の幅を広げている。

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