飛びっきり愛らしい猫たちが伝えるイスタンブールの愛「猫が教えてくれたこと」

【映画深層】

 トルコのイスタンブールから飛びっきり愛らしい猫たちがやってくる。11月18日公開の「猫が教えてくれたこと」は、米国在住のジェイダ・トルン監督(40)が、生まれ故郷のイスタンブールの街と人を、野良猫の姿を通して見つめたドキュメンタリーだ。「私たちの街にはこんなに愛があふれているということを示したかった」と来日したトルン監督は語る。

■ひざの上に猫が乗ってくる街

 映画に描かれるのは、イスタンブールで日常的に見られる光景だ。イスタンブールは野良猫の多さで知られ、トルン監督によると、公園のベンチに座っているといつの間にか猫がひざの上に乗ってきて、1時間あまり一緒に過ごすということがよくあるという。

 「立ち上がると猫もひざから降りて、去っていく。後には1時間の温かみが残るだけ。でも猫と過ごすその1時間は、猫の背中をなでたり、ぼんやりと風景を眺めたり、人生について考えたりして、いつもとは違う特別な時間になる。そういう体験を、この映画を通じて多くの人に提供したいと思った。それが私の使命だと考えたんです」とトルン監督は打ち明ける。

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