長野「上田わっしょい」に“巡礼”続く 「サマーウォーズ」の聖地、衰えぬ人気

 平成21年公開のアニメ映画「サマーウォーズ」は、長野県上田市を舞台に描かれている。上田城下町の町並みや上田電鉄別所線など、公開直後からファンが訪れる「聖地巡礼」が相次いだ。公開から8年たった現在も、毎年ファンが集結している。ブームはいささかも衰えていない。(長野支局 三宅真太郎)

 7月29日。1万人を超える市民らが参加し、生バンド演奏に合わせ、歌ったり踊ったりする夏祭り「上田わっしょい」が上田市の中心部で開かれた。映画の中でも登場した夏祭りだ。

 1年で最も上田が盛り上がるこの日、県内外のサマーウォーズファンが集結し、映画に登場するキャラクターに変装し踊り歩く。公開1年目の平成21年から参加するようになり、翌年には500人に。今でも毎年100~150人が祭りに駆けつける。今年はあいにくの雨だったが、地元の県立上田染谷丘高校美術班の手によるキャラクターを模した着ぐるみが登場した。

 同校2年で美術班班長の山崎実果さん(16)は「『サマーウォーズ熱』は今も冷めてない。新たなファンが増えてくれるとうれしい」と話す。

 参加を呼びかけたのは、市民有志でつくる「信州上田サマーウォーズ実行委員会」。祭りの翌日には、開館100周年を迎える老舗映画館「上田映劇」で、ファンを対象としたサマーウォーズの上映会を開催した。

 作品で描かれたのは夏。細田守監督は妻の実家がある上田市を訪れた際、「日本の原風景」を感じ取ったといい、作品にも随所に出てくる。

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