誰も見たことのない音楽とアクションの融合「ベイビー・ドライバー」 30曲に合わせて車がスピン、拳銃が炸裂!

 冒頭からジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのヒット曲「ベルボトムズ」に乗せて、真っ赤なスバルWRXが見事なカーチェイスを繰り広げるド迫力の映像で幕を開ける。その後もクイーン、サイモンとガーファンクル、コモドアーズ、ビーチ・ボーイズなど、30曲もの名曲に合わせて、車がスピンやターンを繰り返し、拳銃や機関銃が炸裂(さくれつ)する。

 「音楽に合わせて演出したシーンのある映画は、ほかにもあるだろうが、映画全体がそうなっている作品はないのではないか」とライト監督は自信をのぞかせる。

★出演者全員が曲を聴きながら演技

 ライト監督がこのアイデアを思いついたのは、21歳のときに「ベルボトムズ」を初めて耳にして、カーチェイスにぴったりな曲だと感じたのが最初だった。3歳のころから、“ジャンル映画”と呼ばれるホラーやサスペンス、アクションなどの娯楽作品に親しみ、20歳で初の長編映画が劇場公開されるほど将来を嘱望される存在だったが、この画期的なアイデアはなかなか言い出せないでいた。

 「それから長編2作目の『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年)までは9年もかかったし、2007年に『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』を作るころに、やっとこの企画をプロデューサーに話す気持ちになった。

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