平尾昌晃さん死去 “和製プレスリー”で人気 洋楽学び作曲

 21日死去した作曲家、平尾昌晃さんはロカビリー歌手としてデビューし、昭和30年代に絶大な人気を誇って“和製プレスリー”と呼ばれた。戦後に海外から次々と入ってくる洋楽を体得し、その素養を多彩な曲作りに生かしてヒットを生んだ。

 平尾さんは小学時代からラジオで、英語の歌詞を覚えるほど熱心に洋楽を聴いた。高校時代はできたばかりの日本ジャズ学校へ通い、進駐軍キャンプやジャズ喫茶に出た。ウエスタンバンドを組んだがエルビス・プレスリーの音楽に衝撃を受け、ドラムを取り入れてロックバンドに仕立てた。

 ミッキー・カーチスさんや山下敬二郎さんと共に“ロカビリー3人男”と呼ばれ、派手なパフォーマンスが若者から熱狂的に支持された。1958年の「第1回日劇ウエスタンカーニバル」出演時は、劇場始まって以来の盛況だったという。

 平尾さんは生前「和製ポップスのシンガー・ソングライターの草分けだと思っている」とも語っていた。旺盛な好奇心が、戦後歌謡界を彩る名曲の数々に結実した。

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