日下武史さん、誤嚥性肺炎で死去…劇団四季創立メンバー

 劇団四季の創立メンバーで俳優、日下武史(くさか・たけし、本名・孟)さんが15日、誤嚥性肺炎のため静養先のスペインの病院で死去したことが16日、分かった。86歳だった。

 関係者によると、日下さんは、妻の木村不時子さん(78)に看取られ、静かに息を引き取った。帰国日は未定だが、現地で荼毘(だび)にふし、葬儀・告別式は親族のみで日本で営み、後日お別れの会を開くという。

 東京都出身の日下さんは、慶応高在学中から演出家の浅利慶太氏(84)らと劇作家の故加藤道夫さん(1953年死去、享年35)に師事。慶大仏文科在学中の1953年に浅利氏らと四季を結成し、同大を中退した。

 今年3月に日下さんと会ったのが最後となった浅利氏は「悲しみを禁じ得ません。イメージ豊かな明晰な台詞で、多くのお客さまを魅了する素晴らしい俳優でした」と追悼コメントを発表した。

 四季の看板俳優だった日下さんは、主演舞台「エクウス」「ヴェニスの商人」「鹿鳴館」など舞台の代表作は多数。映画「南極物語」「まあだだよ」などでも個性的な脇役として活躍。また、海外ドラマ「アンタッチャブル」などの日本語吹き替えやナレーションでも親しまれ、2014年の舞台「思い出を売る男」が遺作となった。

■日下 武史(くさか・たけし、本名・日下孟)

 1931(昭和6)年2月24日生まれ。東京都出身。慶大仏文科中退。53年に演出家の浅利慶太氏らと劇団四季を結成。翌54年「アルデール又は聖女」で初舞台。舞台のみならず、洋画や海外ドラマの吹き替えなど幅広く活躍した。96年紫綬褒章、2002年勲四等旭日小綬章ほか授章。

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