星組、紅ゆずるは美形とお笑い両立の異色のトップ 「スカピン」で、いよいよ東京お披露目!

 「清く正しく美しく」に“面白く”まで備わった前例なきトップスター、星組の紅(くれない)ゆずる。いよいよ5月5日から、東京宝塚劇場(東京都千代田区)でのお披露目公演「スカーレット ピンパーネル」(以下スカピン、小池修一郎潤色・演出)が開幕する。クールな美貌を裏切る面白トークで、今の心境を語る。(聞き手 文化部 飯塚友子)

 〈紅は大阪市出身。2002年に入団し、08年に安蘭(あらん)けい率いる星組で「スカピン」が日本初演された際の新人公演で初主演。スターへの切符を手にした〉

■願えば夢はかなう

 --「スカピン」でお披露目公演は、ご希望されていたのですか

 「いえ、そういう希望は通らないです。そうだったらいいな、とは思っていましたが」

 --では「スカピン」でお披露目と決まったとき、どう思いましたか

 「ああ、願えばかなうんだ、夢ってかなうんだと思いました」

 --ご自身のキャリアで、ターニングポイントになった作品ですよね。新人公演最後のチャンスでめぐってきた初主演でした。それで評価された。ただ随分ご苦労されたようで

 「あり得ない大抜擢(ばってき)でしたから、何も分からないまま新人公演を迎えました。1人で銀橋(弓状の張り出し部分)を通ったこともなければ、歌をうたったこともない。セリを上がったこともなかった。何もかも初めてだったので、不安だらけで迎えた新人公演でした」

 「ところが(主題歌)『ひとかけらの勇気』を歌うため銀橋を渡ったら、お客さまから大変な拍手を頂き、これはいける!と思ったんです。あっという間に緊張が解け、稽古場とも全く違う感覚を味わいました」

 ♪僕は あきらめはしない ひとかけらの勇気が 僕にある限り

 「歌と自分の心情が、完全にリンクした。稽古したことも思う存分できましたし、何か違う風景が見えたという感じがしました。ですから今公演でも、自分の新しい出発点をお客さまにお届けできたら」

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