落語家の三遊亭円歌さん死去 85歳 「山のあな、あな」

 落語家で落語協会最高顧問の三遊亭円歌(さんゆうてい・えんか、本名・中沢円法=なかざわ・えんぽう)さんが23日、死去した。85歳だった。

 東京都出身。岩倉鉄道学校(現・岩倉高)在学中、学徒動員で東京・新大久保駅に勤務した。20年、2代目三遊亭円歌に入門し、歌治に。23年、二ツ目になって歌奴と改め、33年に真打ち昇進。45年には3代目円歌を襲名した。60年に得度して僧籍に入り、本名も円法に改めた。

 「山のあな、あな」のフレーズで知られる自作の新作落語「授業中」で一世を風(ふう)靡(び)。創生期のテレビ番組にも数多く出演し、林家三平らとともに爆笑落語を盛り上げた。その後も、「月給日」「浪曲社長」「中沢家の人々」などの噺(はなし)を作り続け、創作意欲は晩年まで衰えなかった。

 平成14年に勲四等旭日小綬章を受章。18年からは落語協会の最高顧問を務め、後進の育成に努めていた。

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