市原悦子主演「おばさんデカ」10年ぶりに復活 シリーズラストを飾る

 女優の市原悦子(81)主演の人気シリーズで10年ぶりに復活する「さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト」(5月12日後7・57、フジテレビ系)。“オカメ”の愛称で親しまれ、自らの勘と主婦ならではの独特の推理で事件を解決に導く桜乙女刑事(市原)の活躍を描いているが、本作をもって正式にシリーズのラスト作となることも合わせて同局から発表された。

 ラストとなる作品は、刑事を引退した乙女が女子刑務所から出所するというシーンから始まる。乙女がどのような生活を送り、どんな事件に巻き込まれたのか。衝撃的な展開となっている。現在病気療養中の市原が有終の美を飾る乙女についてたっぷりと語った。

 --今回特に工夫したことはありますか

 「刑事を引退して同僚や夫との関係も変わってきているので、そういう状況をすべて生かしていきたい。同じことを繰り返してもつまらないから何年も経っている設定のイメージを膨らませました」

 --作品への思い入れをお聞かせください

 「いつも自分の人生と照らし合わせて考えています。乙女はあんな変わった男性と一緒になってお金もなくて寂しい状況で生きているのですが、ささやかな幸せを求めている心根のいい女です。そういう人が事件を見たときに裁いたり、世の中の掟を押しつけたりするのではなく、庶民の目線で事件を見ています。だから私自身も普段の生活を乙女のような目線で生きていて、本当に不幸な事件を嘆いています」

 --石橋蓮司さん、布川敏和さん、蛭子能収さんと久しぶりの共演はいかがでしたか

 「みんな立派になって、いい白髪で、ちゃんと年取っています(笑)。(夫役の)蛭子さんとは現場でまったく話さなくて、いつもぶっつけ本番です」

 --作品を通じて伝えたいことはありますか

 「乙女はとても大変な状況になりますが、相変わらず夫と仲良くいます。いつも通りの幸せがあればいいんだ、ということが伝わればいいなと思います」

 --視聴者へメッセージをお願いします

 「あまり大きな望みを持たない乙女が健気に“悪”に立ち向かう。いつの間にか事件を解決していく内容を感心していただいてうれしいです。テレビのよさも詰まった作品だと思っています。最後は変わったことがやりたくてプロデューサーに相談。子供を相手にちょっと厳しい乙女を出しました。本当にいいお仕事をさせていただきました」

 鋭い推理で事件解決に挑む姿、そして世の中の矛盾に心を悩ませ、葛藤する人情味あふれる乙女の優しさは多くの人から愛された。出演は、ほかに佐藤B作、きたろう、麿赤兒ら。

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