船村徹さん死去 突然の別れに北島三郎さん「悔しさと寂しさ感じる」

 船村徹さんは昨年5月に心臓の手術を受け、自宅療養しながら、最後まで作曲活動を続けていた。

 「今もピンときませんし、涙も出ません」。神奈川県藤沢市の自宅で取材に応じた妻の福田佳子さん(78)は、突然の夫の死に言葉を詰まらせた。

 今年1月に開かれた、文化勲章受章のお祝いの会でも元気な姿を見せていた。亡くなる前日は好物のカレーうどんを食べ、体調は良好だったが、容体が急変。家族に発見されたときはベッドに伏せるように倒れていたという。

 北島三郎さん(80)は「悔しさと寂しさを感じます」と語り、「お師匠さんと会っていなければ今の自分はない。『おやじ』のように感じていました」と絞り出すように話した。

 鳥羽一郎さん(64)も「信じられない」とショックを受けた様子で「面と向かって褒められたことはないけれど、ほかの人を介して褒め言葉を伝えてもらうことはありました」と人柄をしのんだ。

 旧知の歌手、舟木一夫さん(72)は「僕ら歌い手が、いただいた作品をそれぞれ歌っていくことが、供養でありご恩返しだと思います」とコメントした。

 各地の刑務所の慰問にも熱心で社会活動にも尽力。軍人だった兄を先の大戦で亡くしており、靖国神社の奉納公演やチャリティーコンサートを行った。靖国神社は「長年にわたる慰霊のご活動に感謝申し上げ、謹んで哀悼の意を表します」とコメントを出した。

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