記者1年目で圧倒された紅白の取材通路 芸能ショナイ業務話

 2017年の幕が開け、早くも3週間になる。少し時間がたってしまったが、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦を取り上げたい。

 紅白といえば昭和時代から続く、日本の年の瀬の風物詩。入社1年目の記者も1年前までは、一視聴者として紅白を家族と見ていた。それが、昨年の大みそかは一変。演者が出番を待ち、控室に戻る狭い通路で、コメントを拾う係として紅白に携わった。

 通路は距離にして、40~50メートルくらいだろうか。演者の待ち時間の使い方はさまざまだ。最後までダンスの振り付けをチェックする演者がいれば、平然と出番を待つ出演者の姿も。張り詰めた緊張感がハンパなく、ステージに立つわけではない記者も、その空気に飲み込まれた。

 出番を終えると、すがすがしい顔つきで演者が戻ってくる。そんな感動や感情が冷めないうちにとばかり、スポーツ紙の記者はコメント取りに没頭。取材可能なエリアが40~50メートルの狭い通路しかないため、主要6紙の記者は走りながら話を聞くなど、必死の思いで“生声”をメモするのだ。

 息つく暇もないバタバタの時間が続き、ふと時計をみると午前0時すぎ。「あっ、年越しちゃった」。記者は思わず、独り言をつぶやいた。初体験の紅白取材は、アッという間に終わった。

 ほとんどの国民が、一度はチャンネルを合わすだろう大みそかの祭典。そのステージで、あれだけのパフォーマンスをするアーティストに改めて感服した。(やんばる)

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