「『今年の紅白は面白いぞ』と伝わった結果」籾井会長が視聴率回復に手応え

 NHKの籾井勝人会長は4日、局内向けの年頭あいさつで、第2部の平均視聴率が2年ぶりに40%台に回復した昨年の紅白歌合戦について、「『今年の紅白は面白いぞ』ということが伝わった結果ではないか。私も周りの人から『今年の紅白は面白い』とコメントをいただいている」と述べ、手応えをにじませた。

 ビデオリサーチによると、昨年の紅白第2部(9時~11時45分)の平均視聴率(総合テレビ、関東地区)は40・2%で、前年より1・0ポイント上昇。籾井会長は内容について、「従来と違って、随分と変わったという印象を持った。視聴者もそう感じたのではないか」と述べ、「(職員の)皆さんの『何とかNHKを変えたい』という気持ちの表れではないか。新しいことに挑戦していただいた皆さんに大変感謝します」と、現場をねぎらった。

 また、今月24日で退任する籾井会長は、過去最高の受信料収入を記録したことや、昨年春の番組改定でNHKの世帯視聴率が上昇したことなど、任期中の取り組みについても総括。3年前の就任会見での言動が物議を醸したことについては「大変混乱が起こり、職員には誠に申し訳ない。(NHKを取材する)記者とのコミュニケーションも足りなかった」と述べた。

 その上で、「NHKの原点は放送法。私たちを律すると同時に、いかなる圧力や働きかけにも左右されることなく、公正で不偏不党、自らの責任で番組を作るという放送だ」と強調。今後のNHKについて、「厳しい時代にもたおやかに適応し、世界に冠たる国際メディアになって、世界に視聴者を広げていってほしい」と期待を込めた。

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