ボブ・ディラン、ノーベル賞に賛否両論続く 以前から候補にはなっていたが…

 【LA発】ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞には、一瞬耳を疑った。以前から候補にはなっていたが、現実になるとは思っていなかったからだ。

 過去にノーベル文学賞を受賞した米国人は13人。ヘミングウェイ、スタインベックといった文豪らの列にディランが加わることになる。1993年の作家・トニ・モリスン以来、米国では23年ぶりの快挙だ。しかも歌手の受賞は初めて。

 LAタイムズでは「ラディカル(過激)な選択」としながらも「彼が米国の偉大な詩人であることは何十年もわかっていたが、今オフィシャルになった」と祝う。

 2008年にはピューリッツァー賞特別賞に輝いたディランだが、今回は世界中から賛否両論が噴出。争点は「歌詞が、小説や戯曲や詩と同等の芸術性を持つのか」の一点にかかる。

 レバノン人のある作家は「軽食チェーンがミシュランの3つ星をもらったようなもの」と非難。一方、小説「悪魔の詩」を書いた英作家、サルマン・ラシュディ氏は「古来、歌と詩は深くリンクしてきた。ディラン氏は米国文化の卓越した継承者。素晴らしいチョイス」と称賛する。

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