ボブ・ディランにノーベル賞 音楽評論家の湯川れい子さん「世界の吟遊詩人」

 作詞家、音楽評論家の湯川れい子さんの話「ノーベル文学賞はとるべくしてとったと思います。ボブ・ディランはロックシンガー、フォークシンガーというよりも優れた世界の吟遊詩人。文学的な価値をもった深みのある歌詞を書いてきました。70歳を超えても精力的に歌い続けており、近年は歌い手として活躍が目立っていたと思います。かつてはオリジナル曲を歌う印象が強かったのですが、今年4月の来日公演ではイブ・モンタンらが歌ったシャンソン『枯葉』などを披露して感動させてくれました。歌の持っている力を追求してきて、シンプルな曲で良いんだという境地に達したのではないでしょうか。

 たくさんの言葉や物語を紡いできて、70歳を過ぎた今もなおかつ最先端の音楽を今も追求し続けているところがすごい。同じ曲でも、同じようには歌っていないように感じられました。彼にとっては伝えていくことが重要で、歌い方がどんどん深化・進化しているような気がします」

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