名作ドラマが再放送されない「仰天理由」とは:イザ!

2014.9.6 19:43

名作ドラマが再放送されない「仰天理由」とは

《【豊田昌継の甘辛テレビ】“半沢直樹”の原点「どてらい男」「細うで繁盛記」…昭和の名作ドラマが再放送されない「仰天理由」》

 関西テレビがユニークなプロジェクトを立ち上げました。昭和48年から放送され、大ヒットとなったドラマ「どてらい男(ヤツ)」のテープを捜そうというのです。現在では再放送が当たり前のように行われますが、この時代のドラマがリピートされることは一部を除いてありません。その謎を探ると、当時の面白いテレビ局事情が見えてくるのです-。

何で残ってないねん!

 「どてらい男」は大阪の作家・花登筐(はなと・こばこ)氏の小説を開局15周年記念としてドラマ化。大阪の商社「山善」創業者、山本猛夫氏の生涯を描いたもので、最高視聴率35・2%。半年で終わる予定がファンの強い要望で3年半続き、主演で歌手の西郷輝彦さんが俳優として開花させるなど、同局を代表する名作ドラマとなりました。

 ところが、関テレには全181話のうち、3分の1にあたる56話が欠けていたのです。そこで、視聴者に録画テープがあれば譲ってください…って、視聴者にしてみれば「放送局なら何で残さへんねん?」と素朴な疑問がわきます。この点について、在阪民放局のアーカイブ担当者が明かしてくれました。

 「早い話、当時のテープが高価すぎて、各局とも放送が終われば新たな番組を上書きして再使用していたのです。そのため、仮に資料用として保存する場合にも、第1回と最終回の2話分に限られたのです。それに、この時代には“番組の二次利用”という感覚は全くありませんでした」

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