月面に立った宇宙飛行士が悟った「哲学」 『ゼロ・グラビティ』の衝撃:イザ!

2014.1.18 14:47

月面に立った宇宙飛行士が悟った「哲学」 『ゼロ・グラビティ』の衝撃

 【戸津井康之の銀幕裏の声】

 無重力(ゼロ・グラビティ)空間に投げ出された宇宙飛行士のサバイバルをリアルに描いた米映画『ゼロ・グラビティ』(アルフォンソ・キュアロン監督)が公開され、話題をさらっている。米アカデミー賞の最有力候補と呼び声も高い傑作だ。最新CGを駆使して作った臨場感あふれる映像を見て、かつて見たあの“衝撃の光景”を想起する者は少なくないだろう。1969年、アポロ11号による人類初の月面着陸の瞬間を…。このとき、月に降り立った米宇宙飛行士、バズ・オルドリンさんを5年前、取材した。映画を見ていて、そのとき聞いた彼の言葉が鮮明に甦ってきた。

 ■宇宙飛行士の資質と苦悩

 女性宇宙飛行士、ライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)はベテラン飛行士のマット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)とともに船外活動を行っていた。が、作業の途中、自爆したロシアの人工衛星の破片が2人を襲い、ライアンの命綱は切断され、宇宙空間に一人、放り出されてしまう…。

 人類が月に降り立ってから今年で45年。宇宙開発の進歩は目覚ましく、ライアンのような女性宇宙飛行士の存在も珍しくなくなった。

 オルドリンさんは、米空軍の戦闘機パイロットから宇宙飛行士へ転身。ニール・アームストロング船長とともに月面に立ち、地球に帰還後、ヒーローとして世界を沸かせた。

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