劇場版「まど☆マギ」異例の大ヒット かわいさとシリアス、混在の魅力:イザ!

2013.11.16 17:00

劇場版「まど☆マギ」異例の大ヒット かわいさとシリアス、混在の魅力

 過酷な運命に翻弄される少女たちを描いたテレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版「[新編]叛逆の物語」(公開中)が、深夜アニメ出身の作品としては異例の反響を呼んでいる。興行収入は10億円を突破し、宮崎駿(はやお)監督の引退作「風立ちぬ」などと並んで米アカデミー賞長編アニメーション部門への出品が決まった。新房昭之(しんぼう・あきゆき)総監督に、作品に込めた思いを聞いた。(三品貴志)

 テレビシリーズは平成23年1~4月、TBS系で深夜に放送された。ブルーレイディスク第1巻はテレビアニメ週間販売本数の最高記録を獲得し、同年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞。公開中の「叛逆の物語」は、テレビシリーズの総集編に当たる劇場版「前編」「後編」の続きを描いた完全新作だ。

 新房総監督は、作品が支持されている理由を「かわいらしい絵でハードなストーリー、というミスマッチが魅力の一つになっていると思います」と語る。

 昭和41年に放送が始まった「魔法使いサリー」以来、「魔法少女もの」はアニメの題材の一つとして定着している。ただ、少女の夢や成長を明るく描いた作品が多いなかで、脚本家の虚淵玄(うろぶちげん)の手がけた「まどか☆マギカ」の物語展開はシリアスで重層的。漫画家の蒼樹(あおき)うめ原案の丸みのあるキャラクターとの「落差」が注目を集めた。

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