えっ!東京から「淡路島」に移転!? 新型コロナ、自然災害など「分散化」に拍車

 では、なぜ西の拠点が淡路島なのか。同グループは12年前から人口減少が進んでいる淡路島で人材誘致による地方創生に取り組んできた。

 最初に立ち上げた「パソナチャレンジファームin淡路」は新規就農希望者を最長3年間雇用し、栽培技術や農業経営について学んでもらうプロジェクトだ。市場やレストランなどの複合観光施設「のじまスコーラ」は、廃校になった小学校を再生した。地域の交流の場、新たな観光・6次産業のモデル施設になっている。

 このような背景から各種施設で、すでに約350人の従業員が働いている。関東からみると淡路島は遠くに感じられるが、「神戸市や明石市内から明石海峡大橋を渡ってクルマで約30分。実際に通勤している従業員は何人もいる」と説明する。

 今回、人事、広報、財務経理、経営企画、新規事業開発、グローバル、IT/DXなどに従事する従業員約1800人のうち約1200人が2024年5月末をめどに移動する。中には親の介護や子供の教育問題、さらには「都会を離れたくない」という理由から移動を躊躇(ちゅうちょ)する従業員もいるが、「東京本社で従来通り勤務してもらいます。無理は言いません」。

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