9月の工作機械受注 外需は24カ月ぶりの前年同月比プラス 中国がけん引

 日本工作機械工業会が20日に発表した9月の工作機械受注は、外需が前年同月比1・7%増の538億2900万円で、24カ月ぶりに前年同月比でプラスに転じた。このうち、経済活動をいち早く再開させた中国は、前年同月比89・9%増の208億2200万円に達した。

 中国では特に半導体製造装置関連の受注が伸びており、次世代携帯電話(5G)関連に加えて、在宅勤務の普及でノートパソコンやタブレット端末の需要が拡大していることも追い風になっている。「経済活動の再開につれ、自動車などを中心に止まっていた設備投資の案件が動き始めている」(稲葉善治副会長)ようだ。

 北米は航空宇宙関連の受注回復は遅れているものの、自動車や電気・機械を中心に堅調。157億8200万円で前月比ベースで2カ月連続で増加した。ただ欧州は前年同月比45・2%減の74億4900万円にとどまった。新型コロナウイルス感染再拡大の懸念から受注の回復が遅れている。

 一方、内需は前年同月比34・3%減の302億7千万円で、22カ月連続の前年同月実績割れ。全体の受注総額も15・0%減の840億9900万円、24カ月連続のマイナスだった。

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