リニア新型車両「時速500キロのリビング」

 JR東海は19日、山梨リニア実験線でリニア中央新幹線向けの新型車両の報道向け試乗会を開き、車内を初公開した。最新の内装素材とゆったりした座席の採用で快適性が大きく向上。「時速500キロのリビング」を思わせる仕上がりとなった。

 新型は従来の「L0(エルゼロ)系」の改良型。内装は、東海道新幹線とあまり変わらなかった従来型に比べて明るさが増し、洗練された印象に。トンネル内走行が多いため、LEDの直接照明とし、壁などに吸音素材を用いて車内の反射音も抑えた。

 座席は背もたれを高くして幅も新幹線のグリーン席並みに広げ、頭から腰までゆったりと支えるつくりとしている。全席にUSBコンセントを設け、ビジネスマンのニーズに対応した。

 外観は、先頭に丸みを持たせて空気抵抗を約13%下げ、営業運転への最大の課題とされる騒音を低減させた。ヘッドライトなどを上部に移し、側面のスカイブルーの帯を直線から流線形に変更して、躍動感と近未来的イメージを強調した。

 一般向け試乗は未定。JR側はリニア中央新幹線品川-名古屋間の令和9年開業を目指しているが、静岡工区の着工遅れから延期が不可避となっている。

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