周波数変更で“裏技”に制限 ミスを重ねる楽天のずさん体質、ファン裏切る

 対応周波数帯が無断で変更されていた楽天のスマートフォン「楽天ミニ」は、コンパクトなサイズとデザイン性を兼ね備えた他にはない特徴を持つ機種として人気があった。楽天モバイルは回線エリアが狭いという弱点があるが、ネット上では本体だけ購入して通信は格安スマホと契約する“裏技”も紹介されていた。周波数変更により、こうした利用が一部制限されることになる。楽天のずさんな体質が、楽天ミニを指名買いしたファンを裏切った格好で、楽天ブランドはまたも傷ついた。

 「あまり聞いたことのないケースだ」。携帯電話の周波数の規格を勝手に変え、しかも公表してこなかったという前代未聞の不祥事に、総務省の担当者も首をかしげる。

 携帯電話の周波数は帯域ごとに「バンド1」「バンド2」といった具合に数十に区切られ、各社に複数のバンドが割り振られている。周波数の高い帯域は高速通信に向き、低い帯域は広範囲に電波が届くなどの特性があり、各社はバンドを組み合わせて全国のエリアをカバーしている。

 すべてのバンドに対応できればいいが、電波干渉をさけるため、通信各社は携帯電話の端末ごとにいくつかのバンドを選び、対応状況を公表している。対応バンド以外の電波は受信できないため、どのバンドに対応しているかは消費者にとって重要な情報だ。

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