サムスンのスマホ、誰の指紋でもロック解除できてしまう不具合 英紙が報道

 サムスンのスマートフォン「Galaxy S10」の生体認証機能で、登録されていない人の指紋でもスマホのロックが解除されてしまう不具合があることが分かった。英紙ザ・サン(電子版)などが18日までに報じた。サムスンはソフトウェアの誤作動を修正するパッチを配信して対応する。

 Galaxy S10は世界で1600万台以上販売された、サムスンの旗艦機種。日本でもNTTドコモとau(KDDI)が今年の夏モデルとして発売している。スマホの前面に搭載された「超音波指紋センサー」で指紋を読み取り、簡単にロックを解除できるのを強みにしていた。

 ザ・サンによると、2.70ポンド(約380円)の安価なディスプレイ保護フィルムを貼ることで、誰の指紋でもスマホのロック状態が解除されてしまう状態になるという。所有者のプライバシーが脅かされるだけでなく、金銭的な被害にもつながりかねない重大なバグだ。韓国のオンラインバンク、カカオバンクは17日、Galaxy S10などのスマホを利用する顧客に修正パッチが配信されるまでは指紋認証をオフにするよう呼びかけた。

 Galaxy S10の日本向けオンラインマニュアルには「画面保護フィルムを使用する場合、指紋センサーに対応した製品であることを確認してください」「ディスプレイに市販の画面保護フィルムを貼り付けると、指紋認証に失敗する場合があります」などの注意書きがある。公式に「指紋センサーに対応した」保護フィルムを使うことが前提とされていることから、ザ・サンが検証した保護フィルムはサムスンの認定を受けていないアクセサリーだったと見られる。しかし、どんな保護フィルムを使ったとしても、セキュリティーが軽々と突破されてしまうのは想定外の事態だろう。

 Galaxy S10以外のGalaxyシリーズのスマホやタブレット端末でも同様の不具合が起きる可能性がある。所有者は、脆弱性が修正されるまで指紋認証を使わず、パスコードの入力などの別の手段でロックを解除するのが無難だ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ