単身者に恩恵は? ドコモ新プラン「ギガホ」「ギガライト」

 NTTドコモは15日、東京・山王の本社で新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表した。プランにより、最大で3割から4割安くなる。5月22日から予約を受け付け6月1日から提供する。携帯電話料金をめぐっては昨年8月、菅義偉官房長官が「4割程度下げる余地がある」と発言していた。

 ドコモは料金プランを、月間30GBまで高速データ通信が利用できる「ギガホ」と、データ使用量に合わせて4段階の料金を設定する「ギガライト」の2種類にすると発表。分かりにくかった料金体系を整理した。

 3人家族で30GBのデータ通信量を分け合う現行の「ウルトラシェアパック30」の月額料金は1万7140円。新しい料金体系では1万940円(6カ月限定、それ以降は1万1940円)でほぼ同等のサービスを受けられるとしている。

 3回線以上を契約するファミリー層は、1回線ごとに最大1000円値下げする家族割引などにより4割程度の値下げを受けられるが、単身者には「必ずしも恩恵がない場合もある」(吉沢和弘社長)としており、1回線のみ契約する単独世帯に大きな割引特典はない。

 現行から割高のプランに移るケースもある。通信料金の額面を比較すると、30GBまで使える新プラン「ギガホ」は6980円、現行の30GBプランの「ウルトラデータLLパック」は8000円、20GBプランの「ウルトラデータLパック」は6000円。「LL」利用者には嬉しい値下げであっても、「L」利用者からは値上げに映る。もう一つの新プラン「ギガライト」は7GBまでを想定しており「L」利用者の受け皿にはなりえない。

 だが、国内話し放題が2700円から1700円に値下げされるなど、通話プランが一律で1000円程度引き下げられており、総合的な料金にほとんど変化がないパターンもあるという。「ギガホに移行すると、これまでとほとんど同じ料金で使えるデータ通信量が増えるということも考えられます」(ドコモ広報担当者)。また、動画視聴などでデータ通信量を使い切った後も、従来の約8倍にあたる1Mbpsという通信速度でネットを使えるのもギガホの強みだそうだ。

 単身者には大きな値引きが望めないドコモの新プラン。一定期間の契約を条件にスマートフォンの端末価格を割り引く「セット割」がなくなったことで、端末代の負担が家計にのしかかると確実視されていることもあり、料金以外のメリットをどう考えるか利用者の悩みは続きそうだ。

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