みずほQR決済 地銀で導入開始

 みずほ銀行が3月から提供しているQRコードを用いたスマートフォン決済サービス「Jコインペイ」の地方銀行での導入が25日、始まった。同日にサービスを開始したのは西日本シティ銀行など21行。今後も導入する地銀は順次拡大し、地銀全体の半数以上の約60行が導入する予定だ。地銀が持つ顧客基盤を活用し、銀行連合でIT企業が先行するキャッシュレス決済市場の開拓を急ぐ。

 Jコインペイは、スマートフォンに専用アプリをインストールし、導入している各銀行口座から入金すると、店頭での支払いのほか、利用者間ならば手数料無しで送受金もできる。加盟店が売り上げに応じて支払う手数料は、3~7%程度とされるクレジットカードの手数料より低く設定。地銀からの営業などを通じて、「スマホ決済に二の足を踏む地方の個人商店などで利用が拡大する」(地銀関係者)と期待する。

 ただ、先行するIT企業の多くは、加盟店が払う手数料をすでに無料化している。利用者への大盤振る舞いのポイント還元サービスの後押しもあり、利用者数や加盟店数を急速に拡大させている。Jコインペイがシェアを拡大するには、「先行する企業を上回るサービスを訴求することが不可欠だ」(業界関係者)。

 みずほ銀も利用者に特典のあるキャンペーンを実施する予定だが、実施時期や内容は未定だ。現時点での強みは銀行が運営するという信頼性で、今後、順調にシェアを拡大できるかは見通せない。

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