楽天と西友、ネットスーパー本格始動 アマゾンに対抗

 楽天と西友は25日、ネットで注文を受け付け自宅などに配送する「楽天西友ネットスーパー」を本格始動したと発表した。同日からネット専用の配送センターが稼働を始めた。異業種との競争激化など小売り・流通の事業環境が厳しさを増す中、楽天の強固な顧客基盤と西友の実店舗の運営経験という強みを武器に、成長するネットスーパー市場でシェア獲得を目指す。

 両社は8月中旬に専用サイトを発足。千葉県の配送センターなどの稼働が始まり配送能力は従来比1・5倍に増強された。生鮮食品や日用品、楽天の一部商品など約2万品目を取り扱い、当日配送のニーズにも応える。エリアは首都圏など16都道府県で、楽天ポイントの利用も可能にした。

 楽天の小森紀昭執行役員は同日の発表会で「EC(電子商取引)の食品分野は伸びしろが大きい。今後対象エリアや品目を拡充させていく」と述べるとともに、来年以降の黒字化を目指す方針も示した。

 親会社の米ウォルマートが西友売却を検討していることに関し、西友の竹田珠恵執行役員は「交渉している事実はない」などと述べ改めて否定した。

 楽天は楽天ポイントを軸にした「楽天経済圏」を展開し、会員数約9900万という顧客基盤を持つ。西友は低価格を維持するエブリデー・ロー・プライス(EDLP)路線を特徴とし、実店舗の運営ノウハウを持ち、双方の強みを生かしてアマゾンなどに対抗していく。

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