東芝株主総会 気をもむ株主「自社株買い、必要あるか」

 「自社株買いより成長投資を」-。

 東芝が27日開いた株主総会の出席者からは、半導体メモリーやパソコンなどの事業を次々に手放す一方、その売却益で描く再成長戦略がいまだ見えないことに気をもむ声が聞かれた。

 会場を出てきた男性株主(63)は「明るい具体的ビジョンが示されなかった」と不満顔。東芝メモリの売却益9700億円のうち、自社株買いに7千億円を費やす方針について「必要があるのか」と首をかしげた。

 4年前からの株主という男性(69)も「(自社株買いは)“モノ言う株主”に配慮しすぎだ。成長事業の拡大に投資して収益を高め、株価を上げる形で還元してほしい」と注文。

 別の男性株主(74)は「事業規模より収益性を重視する考えは正しい」と経営陣にエールを送りつつも、「評価は(年内に策定する中期戦略の)中身次第だ」と冷静に語った。

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