トヨタ、スズキとインドでOEM 「バレーノ」を自社ブランドで販売

 トヨタ自動車とスズキは29日、インドで完成車を相互に供給することで基本合意したと発表した。トヨタは有望市場のインドでシェアが約4%と低迷。約40%のシェアを誇る最大手のスズキから、人気車種の供給を受けることでインド事業を強化、シェア向上への足がかりとしたい考えだ。

 双方が自社の乗用車を相手先ブランドによる生産(OEM)で供給する。スズキはトヨタに小型車「バレーノ」と小型スポーツ用多目的車(SUV)「ビターラ・ブレッツァ」を、トヨタはスズキに「カローラ」を供給。2019年春から順次、始めるという。台数規模や供給価格などの詳細は今後詰める。

 トヨタはインドで10年に戦略車「エティオス」を投入するなど攻略に本腰を入れたが、「現地のニーズをつかみきれなかった」(関係者)ことから、シェアは伸び悩んでいる。バレーノとビターラはスズキのインド販売を牽引している人気車種で、トヨタが自社ブランドとして販売できる意義は大きい。

 一方、トヨタがOEM供給するカローラには、通常のエンジン車のほか、ハイブリッド車(HV)も含まれる見通し。スズキ側には燃費性能が高い車種の品ぞろえを強化できるというメリットがある。

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