小澤征爾さんも気になる京都のローム 「何をやる会社かいっつも分からないんだけど…」

【ビジネスの裏側】

ロームシアター京都でのオペラ公演を恒例としている小澤征爾さん(中央)。今年も3月、グラミー賞受賞のラヴェル「子どもと魔法」を指揮する=平成27年

ロームシアター京都でのオペラ公演を恒例としている小澤征爾さん(中央)。今年も3月、グラミー賞受賞のラヴェル「子どもと魔法」を指揮する=平成27年

 京都に本社を置く総合電子部品メーカー「ローム」は、自動車業界のEV(電気自動車)シフト、製造業界の工場自動化の追い風を受けて、注力している車載や産業機械向け製品の売れ行きが好調だ。一方、同社は世界的指揮者、小澤征爾さんの若手音楽家育成のプロジェクトを支援したり、旧京都会館の改修にあたり命名権を買い取って「ロームシアター京都」をリニューアルオープンさせたりするなど、長く音楽文化の普及と発展のために尽くす顔も持ち、古都・京都から最新とテクノロジーと文化を世界に届ける役割を担っている。(安田奈緒美)

 何やってるか分からない

 「ロームっていう、何をやる会社かいっつも分からないんだけど」

 今年1月、NHKの朝の情報番組「あさイチ」のインタビューコーナーに出演した指揮者の小澤さんから“とんでも”発言が飛び出した。

 「コンピューターの、京都にある会社なんだけど、ROHMっていう。知ってる? おもしろい名前でしょ、ローム」

 小澤さんは一生懸命、司会の有働由美子アナウンサーと、井ノ原快彦さんに話しかける。生放送中になぜ、ロームの名前を出したかというと、平成12年から若い音楽家を育てるために始めたプロジェクト「小澤征爾音楽塾」を長年、支えてくれているロームの創業者で名誉会長の佐藤研一郎さんを紹介したかったからだが、結局、ロームはどういった会社なのか分からないまま話は進行してしまった。

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