危機脱したが…東芝・綱川智社長の去就は?後任決める社外4人組

 【経済インサイド】

 平成28年12月に米原子力発電事業での巨額損失で債務超過に陥り、綱渡りの経営が続いた東芝-。原発事業のリスクを遮断し、上場維持にもめどをつけて何とか危機は脱したが、今後は解体的な出直しとなるだけに、再成長に向かう道のりは険しい。6月で就任丸2年を迎える綱川智(つなかわ・さとし)社長(62)は大きなヤマ場を切り抜けた後も「新生東芝」のかじ取りを続けるのか、その去就が注目される。

 「端から見ていても、もうやり切った感があるのではないか」

 東芝社内では現在、綱川氏の胸中を察し、身を引くのではないかという見方もあるようだ。

 綱川氏は自他ともに認める「調整型」のリーダー。「期待されているのは、しがらみのない合理的な判断だ」。28年6月の社長就任時にこう語り、自らの役割を調整役と語っている。

 傍流だった医療機器部門から社長に選ばれたのは、不正会計に関与していないホワイトな人物だったこと、そして優良事業として成長させた医療機器部門の売却を不正会計後の財務改善のために進めた柔軟な判断力を評価されたからだ。当時、成長の柱に据えた原発と半導体の間に立つ調整力が期待された。

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