世界最高水準の発電能力を持つ燃料電池実用化へ NTTドコモとフジクラ、災害時に基地局を稼働させる実験中

 【スゴ技ニッポン】

 NTTドコモと電線メーカー大手のフジクラが、小型のものとしては世界最高水準の発電能力を持つ燃料電池で、携帯電話の基地局を災害時に稼働させる実験を進めている。従来の燃料電池に比べて運転時間も長いことなどから、ドコモは災害に備えて全国の基地局への配備も検討する考えだ。

 フジクラが開発した小型燃料電池は、メタノールを燃料として直接反応させて発電させる「ダイレクトメタノール方式」と呼ばれる。メタノールを水素に変えて発電する従来の燃料電池と違い、ダイレクトメタノール方式は、メタノールを水素に変える「水素改質器」と呼ばれる装置が不要なため、小型化が可能になるのが最大の特長だ。従来のものの4分の1以下の70キロ程度にできるため、ビルなど狭いところに設置された基地局でも、非常時には持ち運んで発電することが可能という。

 また、燃料を直接発電に使えるため、従来の2倍という高効率の発電性能も特長で、200リットルのメタノールで従来型は3日間の発電が可能だが、フジクラの小型燃料電池は4日間まで可能という。

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