「元本減った」高齢者トラブル絶えず 銀行窓口販売の「外貨建て保険」

 銀行窓口で販売する保険商品をめぐって、トラブルが絶えない。特に、投資性の高い一時払い保険「外貨建て保険」に対し、高齢者を中心に「元本保証だと思っていたのに損失が生じた」といった相談が寄せられているという。相談件数も多く、国民生活センターが注意を呼びかけている。(飯田耕司)

 銀行窓口で保険商品の販売が全面解禁されてから、昨年12月で10年。一時払いの外貨建て保険のトラブルが目立ち始めた。

 外貨建て保険は、年金や終身があり、顧客から預かった資金を利回りの高い米国債や豪州債などで運用する。保険金や年金、解約返戻金などは外貨で受け取る。ただ、為替相場が円安になれば受け取る資産がかさ上げされる半面、円高ドル安になれば目減りすることになる。このため、投資型商品としての側面が強い。

 この外貨建て保険をめぐって、国民生活センターには相談が相次いでいる。

 「相続税対策として勧められた。元本保証と思っていたら、変額終身保険で、300万円ほど元本が減った」(80代女性)

 「解約しようとしたら、40万円ほど損をするといわれた」(70代女性)

 「払い込みの金額にプラスした金額を受け取れると思っていたが9割しか受け取れなかった。苦情を伝えたら『当時の職員は退職した。損失補償はできない』といわれた」(50代男性)

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