トヨタ、アマゾン・ウーバーと提携 商用自動運転EVも

 トヨタ自動車は8日、米ラスベガスで9日開幕の家電見本市「CES」を前に、米アマゾン・コムや米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズなどと提携したと発表した。また、多様な用途に使える自動運転の電気自動車(EV)の試作車も公表。2030年代にネット通販やライドシェア(相乗り)などに活用できる自動運転EVを実際に提供し、これらの車両を一括で管理する事業者向けビジネスの実現を目指す。

 豊田章男社長は「自動車会社を超え、さまざまな移動を助ける会社への変革を決意した」と述べた。

 自動運転EVの試作車「e-Palette Concept(イーパレット・コンセプト)」は床を低く、利用空間を大きくしたため、バスのような形状となっている。全長は4~7メートルで3サイズがある。

 試作車は「店舗やホテルが、利用者のそばにやってくる」(トヨタ関係者)サービスなどを想定。通勤や通学で、作業をしながら目的地に向かうこともできるようになるという。各車両から走行状況などのデータを1つのプラットフォーム(基盤)に集め、サービス改善に役立てる。

 20年東京五輪・パラリンピックで一部機能を使った車両を利用してもらうほか、米国などで20年代前半に実証実験を行う。背景にはシェアリング(共有)サービスや自動運転が普及すれば自動車を保有する必要性が薄れることへの危機感がある。(ワシントン 塩原永久、高橋寛次)

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