韓国版ブラックフライデー、熱気が失われた理由 ネット通販の影響ではなく…

【ビジネス解読】

 韓国最大のショッピング観光イベント「コリアセールフェスタ」が今年も9月から10月にかけて催された。米国の大型セールをまねた韓国版の「ブラックフライデー」で、政府主導で行われるのは3回目。インターネット通販の隆盛で、本家本元の米国のブラックフライデーは、例年に比べて店頭でのにぎわいがいまひとつだったが、韓国も昨年に比べると売上高の伸びは鈍化。しかし、韓国の場合はネット通販が原因ではないようで…。

 ブラックフライデーとは、米国で感謝祭(11月第4木曜日)の翌日から始まる年末セール。初日はお買い得商品目当てに客が押し寄せて売り上げが大きく伸び、黒字になるとの意味から「黒字の金曜日」(ブラックフライデー)と呼ばれるようになった。

 韓国では、消費が落ち込んだ2014年11月に現代百貨店がセールを企画し、テナントも巻き込んで実施したのが始まりだという。その翌年からは、10月が中国の国慶節の大型連休になることから訪韓中国人観光客を当て込み、政府が主導して行われている。

 昨年は、中国で11月11日の「光棍節(こうこんせつ、独身の日)」にインターネット通販大手アリババ集団が大規模なセールを行うことから、これに合わせて「コリアセールフェスタ」として開催。韓国の聯合ニュース日本語電子版によると、売上高が前年比12.5%増加し、国内総生産(GDP)を0.13ポイント押し上げる効果があったという。

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