神戸製鋼所会見詳報(4) 「収益出れば任せる」構造に問題

 データ改竄(かいざん)などの不正行為に関する社内調査の結果と再発防止策をめぐり、神戸製鋼所の経営陣と報道陣の質疑応答はさらに続く。収益とともに品質管理をも各部署に任せるという、事業部門制の“負の側面”について質問が集まった。

 --アルミ・銅部門では「4部署がそれぞれ事業責任を持っているため異動が難しく、人事が固定化して問題となった」そうだが、なぜ4部署それぞれが不正を働いたのか

 川崎博也会長兼社長 「真の原因は外部の報告を待たないといけないが、同じような製品であれば起こったかもしれない。4部署がそれぞれ違うものを作っているし、製造方法も異なる。お客さまも異なる。人事の固定化があいまったと考える」

 --人が固定化したら不正が起こる会社なのか

 川崎氏「(不正の多さで)アルミ・銅部門が突出している。工場の規模も相まって、人数が少ないという要因もあった」

 山本浩司常務執行役員「各工場に権限を委譲しながら品質管理を行い、人事も固定していた。教育面も含めて、経営管理ができていなかった」

 --費用負担や賠償の協議を進めている納入先はどのくらいあるか

 勝川四志彦常務執行役員「個別の事例は差し控える。数社との間では、安全検証にかかったコストなど具体的にお話を始めている。最終的に決まった状況ではない」

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