たばこ税、1本3円増税で政府・与党が調整 30年、32年、33年の3段階引き上げ案

 政府が、平成30年度の税制改正で検討しているたばこ税の増税について、来年10月から3年かけて1本当たり3円程度引き上げる案を軸に与党との調整に入ったことが7日、分かった。紙巻きたばこより税額が低い加熱式たばこの増税も検討する。ただ、自民党内では、葉タバコ農家の影響に配慮して増税への反対論も強く、12月14日の与党税制改正大綱の決定に向け調整が難航する可能性もある。

 まず来年10月に1本当たり1円増税し、31年は消費増税と重なるためいったん見送って、32年と33年にそれぞれ1円ずつ引き上げる案がある。3円の増税になると、20本入りの1箱当たりで60円の増税になる。

 たばこ税の増税が実現すれば22年10月以来8年ぶりとなる。22年は1本当たり3・5円増税され、主要銘柄で1箱110~140円の値上げになった。

 3円の増税で見込まれる増収分は2千億円超。その分は消費税率10%への増税時に食料品などに適用される軽減税率で不足する財源の穴埋めに充てる方針だ。

 政府は軽減税率の導入で減る約1兆円の税収のうち約4千億円は低所得者の医療や介護費負担を軽くする「総合合算制度」の創設見送りで賄うことを決めているが、残る6千億円の財源確保が課題となっている。

 一方、自民党税制調査会は7日、衆院選後初の非公式幹部会を開き、平成30年度税制改正の主要論点を整理した。たばこ税の増税については党内の反対論も踏まえ慎重に検討を進める。

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