高品質な日本の下水道インフラを世界に売り込め 「官民一体」の市場形成へ

 【経済インサイド】

 高速鉄道などのインフラ輸出が政府主導で進む中、国土交通省が下水道技術の海外展開を目指す「WOW TO JAPAN(ワウ・トゥ・ジャパン)プロジェクト」(ワウプロ)を本格化させている。世界の水インフラ需要が拡大する中、これまで日本企業の受注は限定的。都市インフラの基盤分野で日本の高い技術が海外展開できれば、他分野の技術輸出にもつながるほか、海外で培ったノウハウが国内にも還元される効果を狙う。

 「一度見てもらえれば、品質に驚くはずだ」。国交省水管理・国土保全局の担当者は、日本の下水道技術が、海外でも高い競争力を持つと強調する。

 日本の下水道設備は、国際的にみて省エネ性に優れるほか、上質な素材や施工の工夫もあり耐用年数が長いほか、水漏れなども少ないのが特徴で「世界トップレベルの品質」(国交省)を誇る。

 国交省の進めるワウプロが目指すのは、日本技術の“可視化”だ。まず日本のメーカーが、ニーズがある国での下水道整備事業などを国交省に提案。国交省が政府間協議で技術交流などの協力を取り付け、「日本政府の実証実験」という枠組みで整備事業を実施する。

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