神戸製鋼データ改竄 JR西、部品交換の費用請求へ 米GMなども調査で海外にも波紋

 神戸製鋼所がアルミ製品の性能データを改竄(かいざん)していた問題で、JR西日本は12日、新幹線に使われた一部の部品が日本工業規格(JIS)の水準を下回る強度だったとして、部品交換の費用負担を求める意向を明らかにした。神戸製鋼は安全性の検証を急ぐが、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターも調査を始めるなど、事態は海外にも波紋が広がる展開となっている。

 「契約の当事者として遺憾。誤差を許容する検査がどうして組織で許されたのか、調査ではっきりしてほしい」。JR西の来島達夫社長は12日の会見で、神戸製鋼のずさんな検査実態を厳しく批判した。

 神戸製鋼は新幹線車両メーカーの日本車両製造や日立製作所に、新幹線の車軸をスムーズに回転させるアルミ製部品などを納入していた。このうちJR西が発注した7編成の部品計148個で、強度がJISの水準を下回っていた。

 来島社長は「1年程度で実施される定期検査で正常な部品に交換する」とした上で、「ルールに基づき、応分負担をいただくのが筋」と述べ、車両メーカーに費用負担を求める意向を表明。神戸製鋼については「車両メーカー2社との契約があると思う」とし、間接的に神戸製鋼に費用が請求されるとの見方を示した。

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