過熱する「加熱式たばこ」市場 JT「他社製品とコンセプトが全く異なる」も販路が…

 こうした経験から、プルーム・テックの仕様は「スリムさとシンプルさを追求」(岩崎さん)したという。細身のペンのような形状で、スイッチ操作はゼロ。価格も約50服できるたばこカプセルは5個460円(リキッド1本付き)と、本体(4000円)の初期投資を除けば従来の紙巻きたばこと変わらない。

 ただ、競合2社と比べて販路拡大が遅れているのは事実だ。

 昨年から全国展開したアイコスは、すでに約300万台を販売。またグローも宮城、東京、大阪の3都府県約1万3000店舗から10月に全国へ広げる。

 プルーム・テックも昨年3月に福岡市で限定発売した後、満を持して東京へ進出。注文殺到で中止したネット通販を6月末に再開し、実店舗での販売も銀座と新宿の旗艦店など都心約100カ所で始まった。

 だが、全国拡大の目標は来年上期と最も遅い。カプセル生産には紙巻きの機械を転用できないためで、「安定供給できる体制づくり」(岩崎さん)が課題。

 それでも、小泉光臣社長は「今年や来年がゴールではない」と追い上げへの自信を語る。たばこカプセルの新フレーバー開発も進めるなど、ファン拡大への手を着々と打っている。

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