過熱する「加熱式たばこ」市場 JT「他社製品とコンセプトが全く異なる」も販路が…

 開発陣がヒントにしたのは、植物の芳香成分が凝縮されたエッセンシャルオイル(精油)を抽出する際に用いる「水蒸気蒸留」の手法だ。カプセルを通る蒸気の温度は約30度と低く、においを減らす上で直接加熱より有利に働く。

 検査の結果、周囲に漂う臭気の濃度は紙巻きたばこの0.2%以下で、衣類に付着した臭気の強さは「やっと感知できるにおい」を下回るという。

 もう一つ、競合2製品と大きく異なるのは「1服ずつ吸うことが可能」な点。

 プルーム・テックの充電池を収めた本体部分とリキッドカートリッジの間には空気穴があり、使用者が吸い込む気流を感知したときだけ通電し、加熱する仕組み。装着したたばこカプセルを一度に吸いきる必要はなく、1服したらそのまま胸ポケットに差して持ち歩き、再び吸える。

 実は、JTの次世代たばこは、これが初ではない。

 平成25年発売の初代「プルーム」は、たばこと香料の詰まったカプセルを電気加熱する構造。蒸気の熱さやカプセルの割高感が不評で、ひっそり姿を消した。

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