韓国観光業界やめられない「日本人頼み」 朝鮮半島有事を懸念、誘客作戦活発に

【経済裏読み】

 韓国の観光業界が日本で大規模な観光客誘致作戦に乗り出した。米軍による高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する中国政府の報復で訪韓中国人観光客が激減する中、日本人は「頼みの綱」として期待され、日本人客取り込みに向けて新規就航や増便も相次いでいた。だが、朝鮮半島有事に対する懸念から訪韓日本人客は減少傾向にある。韓国にとっては本意か不本意か、日本への依存体質はしばらく続きそうだ。

 韓国のプラスのイメージを伝えたい

 韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)によると、韓国観光公社が20日、東京で21日から24日に開催される旅行博覧会「ツーリズムEXPOジャパン2017」に過去最大規模で参加することを明らかにした。同イベントには約140の国・地域から約1100団体が参加することになっており、韓国は22の地方自治体と17の観光関連機関・企業が180人の誘致団を派遣するという。

 報道によれば韓国展示館は58のブースで構成され、「韓国再発見」をテーマに間近に迫った平昌冬季五輪や地域・観光をテーマにしたPRコーナー、医療観光コーナーなどが設けらている。仮想現実(VR)でのスキージャンプ体験だけでなく、韓国旅行できれいな写真を撮るテクニックを学ぶこともできるそうだ。

 韓国観光公社のシン・サンヨン東京支社長は朝鮮日報の取材に「北朝鮮によるミサイル発射などに伴う不安から韓国旅行をためらう日本人に、韓国のプラスのイメージを伝え、訪韓観光市場を回復するきっかけにしたい」と話している。

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