米、債務不履行と政府機関閉鎖を回避 12月15日まで先送り

 【ワシントン=小雲規生】トランプ米大統領と共和党、民主党の指導部は6日、ホワイトハウスで会談し、国債のデフォルト(債務不履行)回避のための債務上限引き上げと、新たな会計年度が始まる10月1日からの政府機関閉鎖を回避するための暫定予算の編成で合意した。大型ハリケーン「ハービー」の被災地支援のため支援策と一体で法律を成立させる。

 財務省は今月末までに法律で定められた債務上限を引き上げなければ、連邦政府が新たな借金ができなくなり、国債返還が不能になる危険があるとしていた。今回の合意で債務上限の到達時期は12月15日まで先送りされる見通し。また暫定予算でも連邦政府の12月15日までの支出が確保される。

 ただし今回の合意では、12月に向けて再びデフォルトと政府機関閉鎖の可能性が高まることは確実。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、共和党指導部やムニューシン財務長官は債務上限を大幅に引き上げてデフォルト危機の再来を来年11月の中間選挙後まで遅らせる案を主張していたが、トランプ氏が民主党との取引に応じたという。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ