特許庁、大阪に知財拠点開所 中小の特許申請、後押し

 特許庁は31日、商業施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)に企業の知的財産活用を支援する初の地方拠点「近畿統括本部」を設置し、開所式を行った。関西の中小企業などが独自開発した技術の特許出願を円滑にできるよう後押しし、海外展開などの支援につなげる。

 近畿統括本部は、特許庁内にある独立行政法人「工業所有権情報・研修館(INPIT)」(東京都千代田区)の拠点。グランフロント大阪北館タワーC9階の一室(約320平方メートル)に設置された。

 同本部では、大手企業OBら知財専門家4人が常駐。企業や大学などからの出願手続きの相談を受けて助言する。また、特許庁からは定期的に審査官を派遣し、出願者と直接面談して審査する場を設ける。

 これまで、関西の企業が面談する場合、東京の特許庁に出向いたり、審査官が関西に出張してくるイベントの機会を待ったりすることが多かったが、同本部を活用すれば手間や費用が省けることが期待される。

 開所式では、井原巧・経済産業政務官が「中小企業が世界に飛躍するための強い武器である知的財産を全力で支援したい」とあいさつした。

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