韓国で高まる外需不安…トランプ氏から貿易赤字削減要求、美容外科は中国人姿消す

【経済裏読み】

 韓国経済の屋台骨である外需への不安が高まっている。6月末の米韓首脳会談ではトランプ大統領から、米国の貿易赤字削減への努力を求められ、両国が結ぶ自由貿易協定(FTA)の見直しが現実味を帯びてきた。それに加えて、韓国へのTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備の余波で中国人観光客が姿を消し、中国人客で潤っていた美容整形医の廃業が相次ぐ恐れも指摘されている。韓国は、米中の大国の間をうまく立ち回ってきたつもりかもしれないが、外交の現実はそう甘くはなかった。

 自動車業界に矛先か、トランプ政権

 6月末に行われた米韓首脳会談は、米国が韓国に対する不満をぶつける場と化した。

 2012年3月の米韓の自由貿易協定(FTA)の発効後、韓国に対するモノの貿易赤字が膨らんだことを問題視し、トランプ米大統領は会談後「よい協定ではなかった」と主張。記者会見では、FTA締結後に米国の貿易赤字が「110億ドル(約1兆2300億円)以上増えた」と強調し、赤字削減対策を要求した。

 韓国側が、とりわけ困ったのは、同国の経済を支える自動車産業に矛先が向けられたことだ。ロス米商務長官も「非関税障壁の存在」を指摘。燃費規制のあり方などに注文をつけた形だ。

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